大気中の細菌検査
大気中の細菌検査
2050年には抗生物質の効かない「薬剤耐性菌」感染症による死亡者数が、
現在のがん死亡者数を越えると言われています。
このままでは、ペニシリン発見前の「暗黒の時代」に戻ろうとしています。
これを防ぐため、新しい抗生物質の発見や開発が強く求められています。
有限会社森山環境科学研究所では、微生物検査の技術と無人機の技術をかけ合わせ、
大気中から微生物を捕集する無人機を開発しました。
これまでの捕集装置は捕集中は移動することが出来ず、広い空間で利用することは限られていました。また、従来の有人機は低空で飛行することが出来ず、地表に近い空間では捕集が困難でした。
当社の開発した無人機は、人間の生活圏に近い低空で、移動しながら空間的に捕集することを可能としました。
これら無人機の空気捕集により、抗生物質を多く産生するという放線菌の一種を農地大気中から検出しました。
他の微生物に対して、どの様な抗生物質を産生していくのか研究していくことで、持続可能な医療へ貢献します。
遠隔操作により病原体を持ち込まず、無人機を使用するため調査員が感染するリスクを防ぎます。
※細菌やカビ、花粉だけでなくウイルス等も含めて「病原微粒子」と表現しています。
多発する自然災害や感染症が猛威を振るう現代。避難所で医療支援を行う際に「支援者が感染症を持ち込む・支援中に感染する・避難所から持ち出す」危険性が考えられます。
安心・安全に避難と医療支援を行うためには、避難施設のゾーニング(区域分け)が不可欠です。
無人機を用いて空気中の病原微粒子の汚染状況をモニタリングすることは、より安全な避難生活を可能にすると考えられます。
避難所に見立てた体育館で、ウイルス模擬RNA断片(非感染性)を噴霧し、無人機でこれを捕集・リアルタイムPCRで検出する実験を行いました。
結果として捕集に成功し、リアルタイムPCRにて明確に検出することが出来ました。無人機を用いることで非対面でウイルスを捕集・検出可能であることが証明されています。
※旧黄柳野小学校体育館、なごのキャンパス体育館、中部大学研修センター体育館にて実施。